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  • ブラウザ操作の自動化【試IT103】

  • ブラウザ操作の自動化【試IT103】
  • 公開2020/07/03  更新2022/06/23

デモの概要について

Webアプリ自動テストツール(Selenium)を活用してブラウザ操作を自動化する簡易RPA的なお試しIT活用iiモデルです。
決まったWebサイト上の情報を定型的に参照したり、定型的なフォーム入力作業を自動化する用途が考えられます。

【備考】(特非)モノづくり応援隊in大田区として、第24回 おおた工業フェア(2020年)に出展

デモ動画の視聴

[動画の所要時間 1分46秒(音声なし)]

動画の内容(構成)は以下になります。

  1. イントロダクション [0:00-0:10]
  2. (ケース1)Webサイト上の欲しい情報を読み取り [0:11-0:54]
  3. (ケース2)Webフォームに決まった情報を書き込み [0:55-1:46]

デモの構成について

デモの構成図

デモの構成を図示しました。デモを構成する主なハードウェア[H]とソフトウェア[S]についての補足情報は以下となります。

デモについての解説

使用に関して

今回のデモ構成においては、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)にディスプレイ、キーボード、マウスを接続して、PCのように使用します。

デモ動画におけるケース1(欲しい情報を読み取り)は、Webサイト上の任意のテキスト情報を読み取れることを示すモデルです。

デモ動画におけるケース2(決まった情報を書き込み)は、Webサイト上の入力フォームに決まった情報を書き込んだ上で送信ボタンを押せることを示すモデルです。

ケース2について補足します。デモに用いている「フォーム入力用スクリプト」の処理では、意図的に入力必須項目を不足させた状態で送信ボタンを押しています。エラーにさせることで、データ送信をせずに送信ボタンが自動で押されたことを確認しています。

また、デモ動画においては処理の開始にあたり、人手によるスクリプト実行を行っていますが、スクリプトをタイマー起動することによって作業の無人化も可能です。

なお、ディスプレイ、キーボード、マウスの用意がない場合ですが、PC等からリモートデスクトップ操作を行う選択肢もあります。

Raspberry PiにはVNCサーバが標準搭載されているので、PC側にVNC Viewerをインストールすることで可能になります。この場合は、Raspberry PiとPCが同じネットワークに接続している必要があります。

仕組みに関して

今回のデモ構成においては、Webアプリのテストを自動化するソフトウェア(Selenium)をRaspberry Piにインストールしています。このソフトウェアの機能によって、Raspberry Piの既定ブラウザを自動操作してデモの処理を実現しています。

その他の補足

技術的に可能なことであっても、他者のWebサイトに対してロボット的な自動操作を行うことについては注意が必要です。サイトの利用規約で明確に禁じている場合があります。