デモの概要について
動作検知技術を活用してカメラの撮影対象が動くと録画を自動開始し、動きが止まると録画を自動停止するお試しIT活用iiモデルです。
監視対象に変化が生じた際に記録映像を残したい職場に用いて、データ収集とデータ利用を支援する用途が考えられます。
動作検知技術を活用してカメラの撮影対象が動くと録画を自動開始し、動きが止まると録画を自動停止するお試しIT活用iiモデルです。
監視対象に変化が生じた際に記録映像を残したい職場に用いて、データ収集とデータ利用を支援する用途が考えられます。
動画の内容(構成)は以下になります。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)に対しては、使用するPCと同じネットワーク(LAN等)に接続する準備(Wi-Fi設定またはイーサネット接続)を済ませておけば、使用する際には電源に接続するだけです。特に操作の必要はありません。
Raspberry Piの起動と共に、接続されたカメラ等のデバイスも利用可能な状態になります。
使用するPCに対しては、インストール等の環境変更は必要ありません。カメラの映像を視聴する場合は、ブラウザからRaspberry PiのIPアドレスを指定してカメラのWebインターフェース画面にアクセスします。(Raspberry Piと同じネットワークに接続している前提)
デモ動画においては、PCで映像を確認しながら作業をしていますが、録画する目的に対しては必ずしも必要ではありません。
今回のデモ構成においては、Raspberry Piを起動(電源接続)すれば自動でカメラ撮影を開始し、カメラの撮影範囲に動作を検知すると自動で録画を開始します。そして動作を検知している間は録画を続け、動作を検知しなくなると自動で録画を終了します。
デモ動画において、録画したファイルを再生して確認していますが、作業により動作が発生した間だけ録画され、動作がなかった間は録画されなかったことを示しています。
また、録画された映像は動作の少し前から開始されていますが、録画開始タイミングは調整可能です。(カメラのWebインターフェース画面にて)
Raspberry Piに対しては、専用のカメラモジュールを接続しています。このカメラは写真撮影も動画撮影も可能です。
今回のデモ構成においては、Raspberry Pi専用カメラモジュール向けのソフトウェア(RPi_Cam_Web_Interface)をRaspberry Piにインストールしています。カメラ映像の録画や動作検知はこのソフトウェアの機能によります。
また、このソフトウェアをインストールすると、同時にWebサーバ環境も構築されます。それによってブラウザからのリモート接続が可能になります。
一方、録画した動画ファイル(mp4)の管理について、今回のデモ構成においては、LANで共有されたNAS(Network Attached Storage)にファイルを保管することにより大容量データの保管を可能にしています。また、NASに動画ファイルが保管されていることで、PC等からのデータ利用が容易になります。
NASに動画ファイルを保管するRaspberry Pi側の処理について補足します。録画処理のファイル出力先はNASにはせず、まずはRaspberry Pi上に出力しています。そしてディレクトリ監視技術を活用することで、録画終了を認識した上で動画ファイルをNASに移動しています。
この利点としては、例えば無線(Wi-Fi)に一時的な障害が発生した場合であってもRaspberry Piに動画ファイルが残ります。大切な記録映像が失われるリスクを軽減します。