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  • EDI受注データ自動取込【試IT208】

  • EDI受注データ自動取込【試IT208】
  • 公開2021/10/26  更新2022/06/23

デモの概要について

共通EDIサービスEDIFASでの受注取引においてAPIオプションを利用してデータ自動取込を行うお試しIT活用iiモデルです。
ログインして画面操作することなく外部のプログラムから処理を行います。EDIデータを社内システムにデータ連携する手段とする用途が考えられます。

【備考】EXtelligence EDIFASは(株)エクスが提供するクラウド型EDIサービスです。

デモ動画の視聴

[動画の所要時間 1分55秒(音声なし)]

動画の内容(構成)は以下になります。

  1. イントロダクション [0:00-0:12]
  2. EDIFAS画面での受注取込処理(比較の為) [0:13-0:57]
  3. API利用プログラムによる自動取込処理 [0:58-1:42]
  4. クロージング [1:43-1:55]

デモの構成について

デモの構成図

デモの構成を図示しました。デモを構成する主なハードウェア[H]とソフトウェア(およびサービス)[S]についての補足情報は以下となります。

デモについての解説

使用に関して

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)に対しては、インターネット通信が可能なネットワーク(LAN等)に接続する準備(Wi-Fi設定またはイーサネット接続)を済ませておけば、使用する際には電源に接続するだけです。特に操作の必要はありません。

使用するPCに対しては、インストール等の環境変更は必要ありません。Raspberry Piと同じネットワークに接続することが必要です。

今回のデモ構成におけるPCの役割を再確認します。デモ動画ではブラウザでEXtelligenceにログインしてEDIFAS画面を操作していますが、「EDI受注データの自動取込」の目的に対しては必ずしも必要な作業ではありません。

デモ動画において、EDIFAS画面での受注取込処理を行うのは、「EDI受注データの自動取込」を行うAPI利用プログラムの処理内容をイメージして頂く為です。

デモ動画において、API利用プログラムによる自動取込処理の前後でEDIFAS画面を表示するのは、プログラムの処理によってEDIFAS上のステータスが変化したことを確認して頂く為です。

今回のデモにおけるPCの本来の役割は、API利用プログラムによって出力される受注データ(CSVファイル)にアクセスすることです。Raspberry Pi上のファイルになりますが、PC側から共有フォルダのファイルのように扱うことができます。

EDIFASでは、EDIデータを受信した際に自動のメール連絡を受けることが可能ですので、メールを確認したらCSVファイルが作成されたことを確認する運用になるでしょう。

仕組みに関して

今回のデモ構成では、安価な機器であるRaspberry Piを追加するだけで、既存の業務用PCに変更を加えることなく利用できることを狙っています。

「EDI受注データの自動取込」を行うAPI利用プログラムは、Raspberry Piの起動と共に自動的に処理を開始します。そして、一定の時間間隔でEDIFASに対して問合せ処理を繰り返し行います。定期問合せ時に未取込の受注データが存在した場合は、自動取込処理を行って共有フォルダにCSVファイルを出力します。

つまり、EDIデータ受信に対するリアルタイム処理ではありません。しかし、問合せの時間間隔を短く設定すればリアルタイム性を高めることはできます。

API利用プログラムで自動取込処理を行うにあたり、EDIFAS側が用途別に提供するAPIを組み合わせて使用しています。EDIFASに対してデータを検索したり、取得したり、送信したり、ステータス更新を行うAPIを使い分けて処理を実現しています。

なお、今回のデモにおいては、自動処理の対象を主要な取引先1社との取引に限定することで、プログラムの開発負荷を軽減しています。

その他の補足

EDIFAS画面のレイアウトや表示項目は設定変更可能ですが、デモにおいてはデフォルト設定のまま操作しています。

今回のデモでは、EDIFASから取り込んだデータをCSVファイル出力していますが、社内システム側でもAPI等のインターフェースが利用できるのであれば、EDIFASとのシームレスな連携が可能となります。