記事内容
データ収集支援ツール「はかる楽助」~利用方法~
動画の内容(構成)は以下になります。
- イントロダクション [0:00-0:12]
- データ収集準備 [0:13-1:17]
- データ収集(画面操作) [1:18-4:21]
- CSVファイル参照 [4:22-5:07]
- クロージング [5:08-5:22]
なお、ご興味を持たれた方は更に詳しい資料をご覧ください。
「データ収集支援ツール「はかる楽助」利用手順書」 ⇒
「はかる楽助」とは
- 無線マルチセンサーとシングルボードコンピューターで構成されたアプリケーションです
- 加速度、地磁気、照度、紫外線、温度、湿度、気圧を計測可能であり、計測データをCSVファイルとして出力します
- 出力したCSVファイルはデータ分析ツールのデータソースとして各種のデータ分析に役立ちます
- カイゼンやIT利活用の検討初期段階での「お試し」データ収集を手軽に行えます
「はかる楽助」の特長
インストール不要
PCのブラウザーから操作します。
無人での長時間計測
計測開始/停止時はPCを接続して操作しますが、タイマー設定可能なので長時間の計測でも無人で行えます。
計測前確認で失敗防止
モニター画面で確認して計測失敗を防止できます。
ネットワークに依存しない
LAN接続も可能ですが、PCとWi-FiやLANケーブルで直接接続して操作すればネットワークが無い環境でも利用できます。
出力ファイルを簡単に使える
出力CSVファイルは、PCのエクスプローラーからアクセス可能であり、PC上のファイルのような感覚で取り扱えます。
旧型の設備からのデータ収集に役立ちます
事例1.生産設備のランプにセンサーを設置して計測
照度の計測値からグラフ作成しました。動作中はランプが消灯し、停止中はランプが点灯する設備です。ランプの点灯状態がグラフに表れており、設備の稼働状態を判別できそうです。
事例2.生産設備の筐体にセンサーを設置して計測
加速度の計測値からグラフ作成しました。設備の振動状態がグラフに表れており、設備の稼働状態を判別できそうです。
事例3.生産設備の回転部分にセンサーを設置して計測
地磁気の計測値からグラフ作成しました。設備の周期動作がグラフに表れており、標準値との比較により設備の異常を検知できそうです。
身近な作業のデータ分析をお助け
『ICTイノベート』がデータ分析の支援活動を行うにあたって「はかる楽助」を活用しております。つまり販売対象のツールではありません。
しかしながら、支援企業様側で主体的、継続的にデータ収集およびデータ分析に取り組む意向をお持ちであれば、必要機器を企業様にご用意頂いた上でソフトウェアをお貸しすることも可能です。
必要機器については、前述の利用手順書をご参照ください。もしツールの利用方法も含めてサポートが必要であれば、企業様への支援活動を通して対応させて頂きます。
ソフトウェア更新情報
当ページ内容を最初に作成した2019年5月の時点では、「はかる楽助 Ver. 1.00」でした。当然のことながら時間が経てば、機器やソフトウェアの環境は変化していきます。
特にRaspberry PiのOS更新と、Python 2系のサポート終了といった環境変化に対応するため、2021年8月に「はかる楽助 Ver. 2.00」へと更新しました。
バージョン変化について、「はかる楽助」を構成している主要な機器とソフトウェアをピックアップして表に整理しました。
Ver. 2.00 の主目的は環境に合わせた更新です。データ収集支援ツールとしての機能自体に変更はありません。
但し、ユーザインターフェースの面(主に画面)に対しては手直しを行っています。デザイン的な変更点以外では、操作ミス防止のための画面制御ロジックを追加しています。Ver. 2.00 における画面の違いについては動画でご確認ください。
「はかる楽助」Ver. 2.00 新しくなった画面
動画の内容(構成)は以下になります。
- イントロダクション [0:00-0:21]
- 操作画面変更点 [0:22-0:41]
- モニター画面変更点 [0:42-0:56]
- 実際の画面動作 [0:57-1:39]
- スマートフォンでの操作 [1:40-2:16]
- クロージング [2:17-2:24]
この記事のまとめ
- 「はかる楽助」はセンサー計測データをCSVファイルとして出力するツール
- 各種のデータ分析に必要となるデータの収集に役立つ
- データ収集を手軽に行えるのでデータ分析の試行錯誤に役立つ